「ワンピース」と聞けば、日本人のほとんどが麦わら帽子をかぶった少年を思い浮かべるのではないでしょうか?1997年からたったの15年ほどで、日本人のほとんどが知っている日本が誇る漫画になったワンピースですが、具体的にどこがすごいのかわかりますか?アニメをやっている、長く連載が続いている、それだけでは具体的にワンピースのすごさがわかりませんよね?
今回はワンピースの打ち立てた偉業について、解りやすく5ステップで紹介したいと思います。中にはワンピースなんて読んだことがない、ワンパターンだというひともいますが、正確にその偉業はご存知ですか?もちろん今回は公平な立場から事実のみを記載します。ワンピースファンの方も、そうでない方もどうぞ最後までお付き合いください。
意外と知らないワンピースコミックの
偉業を伝える5ステップ
その1:コミックは漫画人気のバロメーター
まず、漫画の人気はどこで計ればいいのでしょうか?アニメ化された場合の視聴率ではそもそもアニメ化されていない作品と比べられませんし、人気投票では別の雑誌だと絶対数の票差があるので比較できません。ではなるべく公平に幅広く比べられるものといえば、原作が漫画の場合、コミックの売れ行きが1つの大きなバロメーターといえます。
もちろん累計なら巻数が多い方が有利ですので、長く続いた分だけ多く売れるのは当然です。もちろん人気がなければそもそも長く続くこともないのですが、作者が物語を短く完結させてしまうこともありますので、正確には単発でいくら売れたかが重要といえるでしょう。ただし、漫画業界はコミックの売れゆきを累計と単発両方で見ますので、今回も両方で見ていきたいと思います。
その2:コミックはどれぐらい売れたらすごいの?
コミックどれぐらい売れたらすごいのか?一般人にはよくわからないところです。よく100万部突破!とかいう言葉を聞きますが、コミックでいうとどれぐらいがすごいのでしょうか。最近ではあくまで国内だけの売り上げて、累計100万部突破したら成功、1000万部突破したら大成功といわれています。といわれても、実感がありませんよね?なので分かりやすい売上数を書いておきます。(あくまで2013年までの国内での総売り上げです。)
ゴルゴ13 約2億部
ドラゴンボール 約1億5千万部
こち亀 約1億5千万部
名探偵コナン 約1億5千万部
ドラえもん 約1億部
進撃の巨人 約4千万部
地獄先生ぬ~べ~ 約2千万部
ラブ☆コン 約1千万部いかがでしょうか?やはり巻数が多いもの、長く続いているものが有利です。完結しているものよりはこち亀のように続いているものがこれからも売り上げは増えていくでしょうし、2013年の時点で勢いはあるものの巻数の少ない進撃の巨人はまだまだ総売上数が他と比べると少なく見えます。それではワンピースのコミックはどれぐらい売れているのでしょうか?
その3:ワンピースコミックはどれぐらい売れているの?
ワンピースコミックがどれくらい売れたのか、具体的な数字を出すと、2013年の時点で国内だけで累計約3億部ほどになります。もちろん国内ならトップの売り上げです。ちなみに先ほど例としてあげたゴルゴ13が国内では2位の売り上げです。(海外の売り上げを含まない国内の総売り上げですのであしからず。)数字ではっきりとダントツのトップ売上だということがわかりますよね?しかもワンピースはまだ連載中ですので、これからもどんどん売り上げは伸びていくでしょう。
これはあくまで総売上数ですが、単品での売り上げはどうでしょうか?実はそれも文句ありません。第67巻は初版発行部数405万部と国内最高記録を樹立しています。他にもワンピースコミックはそのシリーズだけでいくつも国内最高記録を保持しているのです。忘れてはいけないのはコミックの売り上げはここ10年で減少傾向にあるということです。それをふまえるとどれだけすごい記録かわかりますよね?
その4:なぜワンピースばかりが売れるの?
ではなぜワンピースコミックが売れるのでしょうか?それは単にファンが多いからといってしまえばそれまでですが、連載されている週刊少年ジャンプでの人気もさることながら、アニメ化された後の人気も手伝っているのは間違いありません。昔からのファンを手放さず、新しいファンを取り込むことに成功しているのでしょう。ではその魅力はどこにあるのでしょうか?
その5:読者をひきつけているのはどこ?
ワンピースコミックが好まれ、売れている要因は新しいヒーローの形とそのストーリーだといわれています。連載当初ではめづらしいほどリスクが多く、それほど便利ではないの能力を持つ主人公が、自分だけが成長していくわけではなく、仲間を増やし、共に成長することで徐々に高みへと上り詰めていくという形と、本来悪である海賊が良い行いをし、表向きは正義であるはずの海軍の暗部と戦い、勝利していくというストーリーのことです。
時代にあったといえばそれまでですが、最近では「ワンピースに学ぶ○○」といった書籍まで発売されているほどです。子供から大人までひきつけられる学ぶべきところの多い作品なのでしょう。
いかがでしたか?意外と知らないワンピースコミックの偉業を伝える5ステップを紹介しました。
このように他の作品と比較したり、具体的な数字を観れば、客観的にワンピースコミックが偉業を成し遂げていることはご理解頂けたこととおもいます。もちろん個人の好みとは別の話ですので、ワンピースが好みでない方もいるかとおもいますが、数字でいえば間違いなく大多数の人がワンピースによい印象をもち、読者となっているといえます。
まとめ
意外と知らないワンピースコミックの偉業を伝える5ステップ
その1:コミックは漫画人気のバロメーター
その2:コミックどれぐらい売れたらすごいの?
その3:ワンピースコミックはどれぐらい売れているの?
その4:なぜワンピースばかりが売れるの?
その5:読者をひきつけているのはどこ?
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