映画だけじゃもったいない!ナウシカ漫画版の5つの魅力

映画だけじゃもったいない!ナウシカ漫画版の5つの魅力言わずと知れたジブリの名作アニメ映画「風の谷のナウシカ」ですが、実は風の谷のナウシカはアニメ雑誌「アニメージュ」にて連載されていた同名の漫画作品が原作となっています。ご存知でしたか?風の谷のナウシカ漫画版には映画版とは多くの違いがあり、漫画だけで繰り広げられる展開や意外な公式設定に魅了された風の谷のナウシカ漫画版のファンが数多くいます。

では早速風の谷のナウシカ漫画版を買い揃えて読んでみましょう!……と言いたいところですが、そう簡単にもいきませんよね。全巻揃えるとなるとそれなりのお金がかかります(全7巻で約3,000円)し、本当に映画と同じように、あるいはそれ以上に作品を楽しめるか少し不安でしょう。そこで今回は、風の谷のナウシカ漫画版ならではの魅力を5つに絞ってわかりやすくご紹介しちゃいます!

映画だけじゃもったいない!

ナウシカ漫画版の5つの魅力

 

その1:知性を持つ巨大人工生命体の巨神兵

風の谷のナウシカ映画版では生体兵器としての面ばかりが強調され、単なる兵器あるいは腐海を焼き払うための道具として使われようとしていた巨神兵ですが、その正体は1000年前に巨神兵によって崩壊させられた旧文明において、あらゆる紛争に対処すべく生み出された「調停者」にして「裁定者」でした。神の文字が名に入っている通り、「神」の役割を持つ存在だったのです。

ちなみにこの巨神兵の外観は長期に渡る連載の中で何度も姿を変えており、作品序盤では巨大ロボットを思わせる姿をしていました。

 

その2:腐海の正体は旧文明の科学力により創出された浄化装置

人間が吸い込めば肺が腐って死に至る瘴気を吐き出す巨大な菌類(腐海植物)や、昆虫に似た巨大な生物(蟲)が棲む、異質な生態系を有する森である腐海。この腐海はなぜ生まれたのでしょうか?人類によって汚染された大地を再生するためにこの星が生みだした生態系であるという仮説は風の谷のナウシカ映画版にも登場しますが、実はその真相は違います。

旧文明において旧人類たちが戦争を繰り返した結果、大気が汚染されました。この汚染を浄化するために旧人類が大気を浄化する菌と蟲を精製。これが腐海と呼ばれるようになったのです。

 

その3:ナウシカが従軍してからはほとんど登場しない風の谷

トルメキアとの盟約に従い、ナウシカはクシャナの部隊の南下作戦に従軍します。人口は500人程度で海から吹き付ける風を風車で動力としながら、中世レベルの農業と採取活動により成り立っている風の谷は、これ以降物語にほとんど登場しません。風の谷のナウシカ映画版ではトルメキア軍によって占領され巨神兵の卵の培養地となったために、ペジテ市の残党により王蟲の暴走の標的とされた風の谷。その扱いは漫画と映画でここまで違うのですね。

ちなみにですが、風の谷のナウシカ漫画版ではこの風の谷の周りにはセラミックを切り出すための鉱山町が造られています。

 

その4:トルメキアと土鬼(ドルク)諸侯連合の二大勢力の紛争

風の谷のナウシカ映画版ではトルメキアが風の谷やペジテ市などの小国に侵攻する構図だった世界の情勢についても、風の谷のナウシカ漫画版では異なります。風の谷のナウシカ漫画版では、トルメキアと土鬼(ドルク)諸侯連合の二大勢力の紛争(トルメキア戦役)に、風の谷やペジテ市などの小国が巻き込まれる構図でした。土鬼はトルメキアと拮抗する国家連合であり、皇帝領、7つの大侯国、20余の小侯国と23の小部族国家での計51か国から成り立っています。

 

その5:ナウシカが玉蟲に跳ね飛ばされないラストシーン

風の谷のナウシカ映画版ではペジテ残党が傷つけた王蟲の幼生を囮にして、王蟲の群れを暴走させるという作戦を風の谷に対して行い、ナウシカが暴走を停めない群れの前に立ちはだかり、身を犠牲にして王蟲の怒りを鎮めます。しかし風の谷のナウシカ漫画版ではこれも異なり、同じ作戦を土鬼軍がクシャナの部隊の宿営地に対して仕向けたのを、ナウシカが暴走を停止した群れの前に降り立ち幼生を帰すというラストシーンとなっています。

この違いの背景には製作の高畑勲と企画の鈴木敏夫は娯楽映画としてカタルシスが足りないと考え、一旦死んだ後甦るという案を提案し、公開間近で焦っていた宮崎駿はこれを受け入れた、というやりとりがあったそうです。

 

いかがでしたか?ナウシカ漫画版の5つの魅力についてご紹介いたしました。

風の谷のナウシカ映画版を既にご覧になった方でも、まるで別作品かのように楽しめるのが風の谷のナウシカ漫画版です。楽しんで読むポイントをこの記事でおさえた後は、いよいよナウシカ漫画版を購入して一気に読んでみるのも良いでしょう!

 

まとめ

映画だけじゃもったいない!ナウシカ漫画版の5つの魅力

その1:知性を持つ巨大人工生命体の巨神兵
その2:腐海の正体は旧文明の科学力により創出された浄化装置
その3:ナウシカが従軍してからはほとんど登場しない風の谷
その4:トルメキアと土鬼(ドルク)諸侯連合の二大勢力の紛争
その5:ナウシカが玉蟲に跳ね飛ばされないラストシーン

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