知るとジョジョをより楽しめる6つの元ネタ

知るとジョジョをより楽しめる6つの元ネタ今、“ジョジョ”でお馴染み「ジョジョの奇妙な冒険」が熱いですね。テレビアニメ化やゲーム化で何かと話題になり、新たなファンも増えているようです。独創的なストーリー、圧倒的な画力、ひとクセもふたクセもある個性的なキャラクターなど、幅広いジョジョの魅力が広まったということでしょう。

そんなジョジョの原作者である荒木飛呂彦先生は、大の洋楽ファン、映画ファンとして知られます。作品中にもネタが数多く散りばめられていて、その元ネタを探してみるのもジョジョの楽しみ方のひとつです。今回は、ジョジョに登場する様々な元ネタを、テレビアニメ化された第1部「ファントムブラッド」、第2部「戦闘潮流」、そして第3部「スターダストクルセイダース」の中からご紹介しましょう。

知るとジョジョをより楽しめる6つの元ネタ

 

その1:“ジョジョ”の元ネタ 「Get Back」 The Beatles

ジョナサン・ジョースターから始まる、全シリーズに共通する主人公のニックネーム“ジョジョ”は、伝説のバンド、ビートルズの名曲「Get Back」に登場する人物の名前「JoJo」から取られたものだと言われています

Jo Jo was a man who thought he was a loner(ジョジョは、自分が一匹狼のつもりでいた)
But he knew it couldn’t last(でも、それが長続きしないことはわかっていた)

Get back to where you once belonged(帰ってこい 元いた場所に)
Get back Jo Jo(帰ってくるんだ ジョジョ)
(以上、歌詞抜粋)

ここに登場している「ジョジョ」は、ジョン・レノンの事だと言われています。当時、ビートルズとしての活動意欲を失いかけていたジョンに対する、ポール・マッカートニーの「戻ってこい」という叫びだと考えられているのです。

 

その2:人物名の元ネタ① REO Speedwagon →ロバート・E・O・スピードワゴン

第1部の主人公・ジョナサンの友人であり、第2部の主人公・ジョセフの良き理解者でもあるスピードワゴンの名前の元ネタは、アメリカのロックバンドREO Speedwagon(アール・イー・オー・スピードワゴン)です。70~90年代に活躍し、「Can’t Fight This Feeling(涙のフィーリング)」「Keep On Loving You」などが代表曲です。

実はこのバンド名も、アメリカの自動車会社レオ・モーター・カー・カンパニーが生産していたモデル「REO(レオ)スピード・ワゴン」から取ったものなのです。さらに余談ですが、お笑い芸人の「スピードワゴン」は、メンバーの小沢一敬さんがジョジョの大ファンだったことから、キャラ名をコンビ名にしたそうです。

自動車のモデル名→バンド名→漫画(ジョジョ)のキャラクター名→お笑いコンビ名という、まさに“奇妙”な数珠つなぎが出来ている事に驚きです。

 

その3:人物名の元ネタ② LED ZEPPELIN →ウィル・A・ツェペリ/シーザー・A・ツェペリ

ジョナサンに波紋を伝授したツェペリさんと、その孫でジョセフの親友となったシーザー。ツェペリという名前は、世の中にヘヴィメタルを広めたイギリスの偉大なロックバンドLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)が元ネタです。代表曲は「胸いっぱいの愛を」「天国への階段」など。

バンド名の由来は「lead(鉛)」と「Zeppelin(ツェッペリン号:有名な飛行船の名前)」を組み合わせたものです。「ぽしゃる」「ダメになる」を表す慣用句「go down like a lead balloon」のlead balloon(鉛の風船)をもじって「鉛の飛行船」という意味で名付けられました。

ちなみに、ツェペリさんはイタリア人で男爵を名乗っていましたが、ツェッペリンは飛行船を開発したドイツ人の伯爵の名前です。

 

その4:人物名の元ネタ③ AC/DC →エーシー・ディーシー

ジョセフと闘った、炎の流法(モード)を使う柱の男の一人エシディシ。名前の元ネタはオーストラリアのハードロックバンドAC/DC(エーシー・ディーシー)です。アンガスとマルコムのヤング兄弟を中心に1970年代前半に結成され、現在も活躍しているバンドです。オーストラリア、ヨーロッパ、アメリカなどで絶大な人気を誇っています。「悪魔の招待状」「サンダーストラック」などの代表曲があります。

AC/DCとは、家電製品の裏によく記されているもので「交流/直流」を表しています。いつも大音量で演奏していた彼らを見て、ヤング兄弟の姉が掃除機のやかましさにたとえて名付けたといわれています。エシディシの技に、針のようになった血管を敵に突き刺して高熱の血液を流し込む「怪焔王の流法(かいえんのうのモード)」があります。身体に流して命を奪うというのは、電流に通じるものがありますね。

 

その5:名場面の元ネタ① 「ベン・ハー」 →ジョセフvsワムウ 戦車デスマッチ

ジョセフと柱の男ワムウとの騎馬戦車戦。第2部屈指の名勝負であるこの戦いは、何度も映画化された名作「ベン・ハー」の戦車(戦闘用馬車)レースが元ネタだと言われています。ユダヤ人貴族ベン・ハーの数奇な半生が描かれているこの作品は、ローマ帝国時代が舞台。レースだけでなく戦争の場でも活躍した戦車での戦いは、映画でも大迫力で見どころの1つとなっています。

ワムウは、自分が認める強さを持つ相手と正々堂々と闘うことを信条する、騎士道精神を持つ人物。古式の作法による戦車戦は、ワムウと闘うのに相応しいと言えるかもしれません。

 

その6:名場面の元ネタ② 「チャイルド・プレイ」 →ポルナレフvsエボニー・デビル(呪いのデーボ)

第3部の主人公・承太郎の仲間であるポルナレフが、シンガポールのホテルで呪いのデーボのスタンド「エボニー・デビル」と闘う場面は、ホラー映画の名作「チャイルド・プレイ」が元ネタです。「チャイルド・プレイ」は、殺人鬼の魂が宿った人形「チャッキー」が生身の身体を乗っ取るために人間を襲っていきます。

チャッキーの愛嬌のある姿から殺人鬼モードへの豹変ぶりが正しくホラーな感じでインパクトがありますが、エボニー・デビルとポルナレフとの闘いも不気味で緊迫感がありましたね。

 

いかがでしたか?ジョジョの元ネタをご紹介いたしました。原作もテレビアニメも、まだまだ続いていきます。これからも荒木先生が仕掛けてくる遊び心にも注目しながら、ジョジョを楽しんでみてください。

 

まとめ

知るとジョジョをより楽しめる6つの元ネタ

その1:“ジョジョ”の元ネタ 「Get Back」 The Beatles
その2:人物名の元ネタ① REO Speedwagon →ロバート・E・O・スピードワゴン
その3:人物名の元ネタ② LED ZEPPELIN →ウィル・A・ツェペリ/シーザー・A・ツェペリ
その4:人物名の元ネタ③ AC/DC →エーシー・ディーシー
その5:名場面の元ネタ① 「ベン・ハー」 →ジョセフvsワムウ 戦車デスマッチ
その6:名場面の元ネタ② 「チャイルド・プレイ」 →ポルナレフvsエボニー・デビル(呪いのデーボ)

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