衝撃!映画「誰も知らない」は実話…6つの悲しい出来事

衝撃!映画「誰も知らない」は実話…6つの悲しい出来事

「誰も知らない」は実話がモチーフになっていたことをご存知でしたか?「誰も知らない」とは、是枝裕和監督の映画で2004年に公開されました。この映画は主演の柳楽優弥さんが、カンヌ国際映画祭で史上最年少、また日本人初めての最優秀主演男優賞を受賞したということで記憶されている方も多いでしょう。実はこの映画は、1988年に起きた「巣鴨子供置き去り事件」が題材となっているのです。是枝監督がこの事件をもとに15年の構想の末、映画化した作品です。

今回は、映画「誰も知らない」の題材となった実話をご紹介して、本当に起きた悲しい5つの出来事をご紹介します。家族とは何か、また子どもたちを取り巻く社会はどうあるべきか考えるきっかけになればと思います。

衝撃!映画「誰も知らない」は実話…
6つの悲しい出来事

 

その1:婚姻届も出生届を出さなかった

映画の中では、アパートにスーツケースを抱えた母親と長男が引越してきます。大家には「夫は長期出張中。子どもは1人」と話しましたが、スーツケースの中には次男と次女が入っているのです。そして嘘で塗り固められた生活が始まります。誰も知らない 実話がモチーフですが、この事件の詳細そのままが映画になっているわけではありません。異なる部分もかなりあります。

しかし「誰も知らない」と実話が同じなのは、子どもたちの父親との婚姻届が出ていなかったこと、子どもたちの出生届すら出されておらず、長男も学校に通ったことがないということです。

 

その2:福祉事務所などに相談しなかった

誰も知らない 実話の母親は、男が役所に婚姻届を出したと思い込んでいたようです。子どもが生まれた時も、出生届の提出を男に頼みましたが、実際は提出されていませんでした。長男が小学校へ入学する年になっても就学通知が届かないことに不審に思った母親が、ようやく役所に行ったのは、入学時期を過ぎてからでした。そこでようやく母親は、自分が未婚であり、もちろん子どもはいない、つまり戸籍が無いことに気づくのです。

このような場合、普通福祉事務所や児童相談所に相談すれば、対策を立て、援助を受けて育てることができたのですが、この母親は思い浮かばなかったですし、周囲にそのようなアドバイスしてくれる人もいなかったようです。これがそれからの悲劇の原因と言えます。

 

その3:父親が失踪した

「誰も知らない」の実話となった事件では、最初のうち子どもの父親にあたる男が、きちんと働いて給料をもらってきていましたが、やがて彼がほかに恋人を作り、会社の金を使い込んだうえ失踪してしまいます。それで母親が百貨店で働いて子どもを育て始めます。

 

その4:死亡した次男を隠した

父親の失踪後、母親は何人かの男性と知り合い、妊娠しては自宅出産するということを繰り返します。この間も出生届は一度も出されていません。1981年頃、長女(第二子)出産、1984年頃、次男(第三子)出産し、生後間もなく死亡します。1985年頃、次女(第四子)出産、1986年頃、三女(第五子)出産という具合です。死亡した次男は戸籍がないので、埋葬届もできず、彼女は次男の死体をビニールでくるみ、消臭剤を詰めて押入れに隠します。

 

その5:母親も失踪した

母親は長男に子どもの世話をすべて任せ、自分は働きながら子どもたちを食べさせていましたが、1987年秋頃、恋人と同棲するために母親がすべてを長男に任せ、家を出てしまいます。母親は生活費として数万円を送金し、時々長男に様子を聞いていただけだったそうです。こうして戸籍上存在しない子どもたちだけの、奇妙な生活環境ができあがっていったのです。

14歳の長男が幼い妹たちに食べさせるものは、お菓子かカップラーメンか、冷凍食品という生活で栄養失調に陥っていました。家の中は悪臭を放ち、下の妹のオムツも1日1回替えるか替えないかという状況でした。

 

その6:三女が死亡した

そんな中、三女が長男の遊び友達の暴行を受け死亡します。最初は次男のように家の中に隠そうとしますが、悪臭に耐えかね、遺体を秩父市内の雑木林に埋めました。その後この家を不審に思った大家が警察に通報し、事件が発覚することになります。とくに長女と次女は栄養失調で衰弱していたため、ただちに保護され、続いて次男の死体が押入れから発見されます。

マスコミで報道されると母親が出頭し、ここで三女の死亡が発覚します。その後母親が保護責任者遺棄致死の罪で懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受けます。長男は三女の傷害致死と死体遺棄で起訴されましたが、状況を考慮され養護施設に送られることになりました。

 

映画「誰も知らない」のもととなった実話はいかがでしたか?

この事件は当時衝撃的でしたが、今でも子どもを遺棄したり、子育てを放棄するといった事件が後をたちません。周囲の社会がしっかりとサポートし合うということがますます必要になっています。家族の在り方、社会の在り方について考えさせられるのではないでしょうか。

 

まとめ

衝撃!映画「誰も知らない」は実話…6つの悲しい出来事

その1:婚姻届も出生届を出さなかった
その2:福祉事務所などに相談しなかった
その3:父親が失踪した
その4:死亡した次男を隠した
その5:母親も失踪した
その6:三女が死亡した

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